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スマホゲーム課金の心理、「パチンコに負けたと思えば…」の泥沼

スマホゲームに課金し続ける心理とは?

 スマホゲームへの支払額が世界一だという日本。アメリカの調査会社センサー・タワーの調査結果によると、2012年から2017年までのiOS向け「App Store」における国別1人あたり支払額ランキングで、日本は214ドル(約2万4000円)でトップ。2位のオーストラリアは114ドル(約1万3000円)なので、およそ倍額だ。また、日本のユーザーの支払額の90%がゲームアプリとのことで、世界的に見ても日本人がスマホゲームに多くのお金を落としていることが分かる。

 昨今のスマホゲームは基本料金が無料だが、ゲームを有利に進めるためのアイテムなどに課金されているケースが主流だ。無料でもそれなりに遊べるが、プレイ回数に制限がかかっていたり、キャラクターの強化に時間がかかったりするため、「もっと遊びたい」「もっとキャラを強くしたい」といった場合に、課金するケースが多いという。

 その心理を探るべく、スマホゲームに課金経験のあるユーザーたちに話を聞いた。30代の女性Aさんは、こう話す。

「2種類くらいのスマホゲームをローテーションでプレイしています。電車での移動中とか、寝る前とか、暇な時間になんとなくプレイしていて、課金することはほとんどありません。ただ、一度だけパズルゲームに熱くなって、プレイを続けるのに必要なアイテムがなくなったので、それを増やすために3600円分ほど課金しました。でも、ゲームに課金することに後ろめたさもあって、それ以来、ゲームにお金は使わないことにしています」

 一方、多いときは1か月に2万円くらいのお金をゲームアプリに使ってしまうというのは、40代の男性Bさんだ。

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