薬を飲んで寝ているだけで高額の報酬を得られると、お金のない若者を中心に“割の良いバイト”と思われている治験モニター。実際はどうなのだろうか。治験モニター経験のある若手お笑い芸人のUさん(30代)に話を聞いた。
「治験モニターは登録制です。登録しても、誰でも簡単に治験モニターをできるわけではなく、女性の場合妊娠を予定している人は参加できないなど、いろいろ条件があります。
まずは、性別、年齢、身長、体重、BMIなどから自分に合ったものを探して、やってみたい治験に応募。そのあと健康診断があり、それに通るとようやく治験に参加できます」(Uさん「」以下同)。
治験モニターのなかには、薬だけでなく、サプリメント、食品、化粧品などを試すものもあるという。またUさんが参加したものでは、2泊3日で10万円を超えるものから1000円分のクオカードのみというものまで、報酬にも幅がある。
Uさんが、これまで印象的だった治験モニター経験を振り返る。
「決められた施設に宿泊した際、食事が学校の給食みたいで美味しかった……。あとは読み切れないほどの漫画があってワクワクしました。ずっとベッドの上で漫画を読んだり動画を見たりしていました」