ハンバーガーチェーンというと、オーダーから商品提供までの時間を短くするために、商品を作り置きしているケースも少なくないが、その一方でオーダーを受けてから調理をすることを大きな特徴としているチェーンもある。そのひとつが「フレッシュネスバーガー」だ。現在全国で約170店舗が展開されているフレッシュネスバーガーの特徴について、外食チェーンに詳しいフリーライター・小浦大生氏が語る。
「注文を受けてから作るという点はモスバーガーに近いものがあります。ただ、モスバーガーはライスバーガーなども含めて、比較的“和”の要素を大切にしていますが、フレッシュネスバーガーは店舗の内装やメニューも含めて、アメリカンな雰囲気が特徴的です。ドリンクメニューに『フレッシュレモネード』(トールサイズ340円、グランデサイズ370円、税別以下同)や『自家製ジンジャーエール』(トールサイズ340円、グランデサイズ370円)があるあたりも、アメリカンテイストなチェーンであることを象徴しているでしょう」
バーガーメニューは「クラシックバーガー」シリーズ、「ハンバーガー」シリーズ、「チキンバーガー」シリーズの3本柱だ。看板メニューの「クラシックバーガー」はボリューム感が魅力的な、本格的なアメリカンバーガーだ。
「『クラシックバーガー』シリーズは、クォーターパウンド(113g)のパティを使ったハンバーガー。最もシンプルな『クラシックバーガー』(450円)には、厚めに切ったトマトと玉ねぎとレタスが入っています。またたっぷりのアボカドが入った『クラシックアボカドバーガー』(580円)も人気ですね」(小浦氏)
『ハンバーガー』シリーズは、『クラシックバーガー』に比べると小ぶり。一般的な日本のハンバーガーチェーンの商品に近い雰囲気だ。
「厚切りトマトと特製ミートソースが入った『フレッシュンスバーガー』(400円)はまさに看板メニューのひとつ。また、スパムを使った『スパムバーガー』(380円)もフレッシュネスバーガーならではの人気商品です」(小浦氏)