記録的な猛暑が続く2018年の夏、「氷系」商品の販売一時休止が相次いでいる。8月6日にフタバ食品がかき氷商品『サクレ』のレモン、オレンジ、白桃、あずき、マンゴーの販売一時休止を発表。「異常ともいえる猛暑の影響により、販売が想定を大きく上回った」ことが原因だ。サクレレモンは8月下旬頃の販売再開を見込んでいる。
森永製菓の氷菓『アイスボックス グレープフルーツ』も同様の理由で8月1日から一時販売休止しているほか、日本コカ・コーラは『アクエリアス』の冷凍版『アクエリアス冷凍ペット490ml』を7月20日からの一時休売を発表している。
いずれもあまりの猛暑が影響し、サッパリとした氷菓類、さらにはビタミンやナトリウムなども摂取できる商品の需要が急増したことが要因だが、ここで気になるのが同様のサッパリ系の氷菓として人気の赤城乳業の『ガリガリ君』だ。はたして『ガリガリ君』は大丈夫なのか? 同社広報担当者に聞いた。
「今年も結構厳しい状況ではいますが、夏に向け、長期予報などを見てある程度準備はしておりました。想定以上にはなったものの、どうにか耐えている状況です。『ガリガリ君』の販売休止は2010年以来一度もありません」
2012年に氷菓ではなくラクトアイスである『ガリガリ君リッチ』のコーンポタージュ味が人気化しすぎて販売休止になったことはあるが、元祖『ガリガリ君』は販売休止になることなく、毎年ファンの手元に届けられている。