先日8月10日、トルコリラが対ドルで一時約20%下落した。ドル円相場に換算すると、1日に20円以上も下落したことになるが、「そのような動きに備えてトレーダーは常に資金管理を徹底しておかなければいけない」とカリスマ主婦トレーダーの池辺雪子さんは警鐘を鳴らす。ではどのように資金管理をするべきか。池辺雪子さん自身が実践している資金管理を公開する。
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今回は、トルコリラ円相場でトレードする上での資金管理についてお伝えします。以前にも別の記事で資金管理について簡単に触れたことはありますが、何度お伝えしても足りないほど重要なお話ですから、改めて詳しくお伝えさせてもらいます。
結論から申し上げますと、私は「トルコリラ円相場で、金利狙いで長期にわたりポジションを持ち続ける場合、100万円の資金に対し、6ポジションまで」と考えています。
ちなみに、くりっく365のトルコリラ円相場でトレードする場合、1ポジション(1万通貨/以下同様)あたり約1万~3万円程度の証拠金が必要になりますが、例えば3万円の証拠金が必要だとしましょう。
すると6ポジション保有する場合、3万円×6ポジション=18万円という計算から18万円の証拠金が必要になります。そして100万円-18万円=82万円という計算で、82万円分の資金余裕が生まれることになります。
これに対して、「こんなに資金を余らせておくのはもったいない」と考える方もいるかもしれません。特にトルコリラ円相場の場合、買いポジションが多くなればなるほどスワップ金利がもらえるので、資金管理のルールを無視して多くのポジションを持つ方がいます。
しかし、これくらいの資金的余裕を持ってトレードすることは絶対に必要です。納得できないかもしれませんので、もう少し詳しく説明させていただきます。