なぜ100万円の資金で6ポジションまでか？
お伝えしたように、「100万円の資金に対し、6ポジションまで」というルールに従うと、82万円の余裕が生まれますが、1ポジションあたりの余裕を計算すると（82万円÷6）、約13.5万円となりますよね。
ということは買いポジションを入れた水準よりも約13.5円下落しても耐えられる、ということになります。
また、トルコリラは高金利通貨であり、トルコリラ円相場でトレードする場合、スワップ金利が入ってきます。1ポジションにつき1年あたり3万円超の金利を受け取れるので、買いポジションを1年保有すれば買い値から約3円安い価格で買ったのと同じことになります。
つまり、1つの買いポジションを1年間持ち続ければ、約13.5円＋約3円という計算から、約16.5円の余裕が生まれることになりますが、ここ最近のトルコリラ円相場の下落を見ていただければ、それくらいの余裕資金は入れておかないといけない、ということをご理解いただけるはずです。
もちろん、人それぞれ手法が異なり、考え方も違いますので、私の考えだけが正しいとは言いませんが、少なくとも私はこのルールを厳守してトレードすることで億単位の利益を獲得しています。
【PROFILE】池辺雪子（いけべ・ゆきこ）：東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金（約5億円）を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ／円、ドル／円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中（http://yukikov.jp/）。
