地震、豪雨、土砂災害、竜巻と、災害大国ニッポンに暮らす以上、誰もが「被災者」になるリスクがある。割れたガラス窓をはめ直し、家具を買い直す。住宅が甚大な被害を受けていれば、建て替える必要に迫られる。被災者にはいくらお金があっても足りない。危機管理教育研究所代表の国崎信江氏が話す。
「自然災害に直面した場合、まずは命を守ることが第一です。その後、日々生きるための水や食料と同じくらい重要なのが、受け取れる補助金や支援制度に対する知識。避難生活の心強い支えになります」
ただ、その制度や法律は多岐にわたり、内閣府が作成した『被災者支援に関する各種制度の概要』は、「概要」にもかかわらず50ページにも及ぶが、知っておいて損はない。
※週刊ポスト2018年9月14日号