現役時代の金銭感覚で老後の年金生活に入ると、収入が少ない分、あっという間に赤字になってしまう。とはいえ、ケチケチしすぎると、心豊かな老後は送れない。老後に削るべき予算とその方法はどんなものがあるのか。ここでは、食費や通信費、衣服代に関してムダな支出を抑える方法を紹介しよう。
【食費】栄養は死守、無駄遣いはカット
食費を削るとなると、お腹にたまりやすいご飯などの炭水化物に偏った食生活になりがち。たんぱく質が不足すると、筋肉や骨が衰え、逆に医療費がかかる。
「食費は栄養を偏らせない方法でカットを。例えば『1日の食費は1000円』などと予算を決め、その金額だけで買うようにしましょう」(ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん)
【通信費】お得なプランを常にチェック!
「通信費はたびたび料金プランが改定されるため、見直しましょう」(ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん)
お得なプランが出ていないか、電話やインターネット、電気を1社にまとめた割引プランはないか、常にチェックをしたい。固定電話も使用頻度が少ないなら解約を。
また、図書館などで読める新聞も解約すれば家計の負担が減らせる。