それとは反対に、日本人男性の人気は低下しているように思われます。国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると、1997年に513万円あった30代前半男性の収入は2016年には403万円になっており、適齢期の男性の所得の減少が大きな要因かもしれません。シンガポールをはじめアジア圏の男性の給与は急速にアップしているので、相対的に日本人との差が少なくなってきています。特にエリート層ではその傾向が顕著です。
「奢るからモテる」というわけではないでしょうが、中華系男性のお金の使い方はある意味気持ちいいのも事実。日本人も男女問わず、ここぞという時には気持ちよく奢れるくらい稼げるようになりたいものですね。
◆はなわ・ようこ/ファイナンシャル・プランナー、CFP認定者、1級FP技能士。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。現在はシンガポールに在住。『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』(日本文芸社)など著書や監修本多数。http://yokohanawa.com/