北海道産の海産物については10月末で申込受付を終了する予定だという。
和歌山県産みかん10kg(寄付額1万円)などを扱う和歌山県湯浅町では「3割ルール」に従うべく、昨年から少しずつ、返礼品の見直しを進めてきた。今、気になるのは「地場産品ルール」のほうだという。
「みかんも、厳密にいえば、町ではなく和歌山県産。ただ、近隣の紀北のみかんではあるので、認め続けてほしいところです」(ふるさと納税推進課の担当者)
総務省は11月1日時点での返礼割合の再調査を行なう予定だが、すでに見直しを表明する自治体も相次ぐ。
だからこそ、「いまのうちに」という“駆け込み納税”の動きもある。
「9月11日の大臣会見後、1日で7億7000万円ものふるさと納税がありました」とは前出・佐賀県みやき町の末安町長の証言だ。
※週刊ポスト2018年10月5日号