京浜急行が9月18日、創立120周年記念事業の一環として、小中学生から駅名変更案を募ることを発表。「読みかた等が難しくお客さまにご不便をおかけしている……」ということも理由のひとつとして挙げられた。固有名詞の読み方は難しく、読めなくても大恥をかくわけではないが、読めないことで不都合が生じるのは事実。東京都内の駅名を見ても、知ってる人にとっては当たり前でも、地方出身者にとってはなかなか読めない駅もある。そこで、東京23区内にある「正確に読むのが意外と難しい駅」を紹介しましょう。
【東雲(りんかい線)】
知識を問われそうな難読駅が、りんかい線の「しののめ」。手元の辞書によると、「東雲(しののめ)」とは「夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。あけぼの」だそうです。
【舎人(日暮里・舎人ライナー)】
こちらも東雲と同じく、“知識が問われる系”の難読駅。「とねり」と読みます。歴史や日本史の教科書で、この単語を目にした人も多いのでは? 日暮里・舎人ライナー自体、沿線住民以外はなかなか乗る機会がない路線ですが、舎人公園はバーベキューができる都内の公園として注目が集まりつつあるスポット。万が一に備えて読めるようにしておきましょう。
【大島(都営新宿線)】
ある意味、今回取り上げた駅名でもっとも間違えそうなのがこの駅。都営新宿線では、「東大島」「大島」「西大島」が3駅並んでいますが、いずれも「おおしま」でなく「おおじま」と濁るのが正解です。地元住民によれば、「江東区大島」という住所を書くと、同じく東京都の伊豆大島と間違われることもあるのだとか。そちらは「いずおおしま」です。
【秋葉原(JR山手線ほか)】
AKB48発祥の地として知られ、かつては電脳タウン、現在ではオタクの街として全国的に有名な秋葉原。「なぜ読み方を間違える駅なのか?」と、お思いでしょうが、この街を「アキバ」と略すことから、「あきばはら」と「あきはばら」のどちらが正しいのか分からなくなる人が案外多いようです。正解はもちろん「あきはばら」ですが、「アキハ」とは略しません。