クオカード派なら投資用不動産販売のグッドコムアセット(3475)に注目したい。20万円以下の投資で2000円のクオカードが年2回受け取れ、優待利回りは2%超。配当利回りも2%近くある。不動産セクターにはTATERUの融資資料改ざん問題の発覚以降、逆風も吹いているが、この銘柄の株価はあまり影響を受けていない。優待人気が株価を支えている可能性もある。
【グッドコムアセット(3475)】クオカード……100株以上:2000円分(10月末、4月末、年2回)
カタログギフト派には、合成樹脂繊維製品製造販売の萩原工業(7856)が、候補にあがる。同社の優待では、和柄のブルーシート「和みシート」やマスキングテープなどの自社製品ほか、クオカードやお菓子、米や化粧品などの中から好みの商品を選択できる。3年以上継続保有すると、商品額が倍になるので長期保有のしがいもある。
【萩原工業(7856)】自社製品などのオリジナルカタログから選択:100株以上1000株未満:1000円相当 1000株以上:3000円相当(10月末、年1回、3年以上継続保有で倍額に)
生花を贈るユニークな株主優待を実施しているのが、法人向け贈答用生花販売などを手がけるアートグリーン(3419)だ。家庭でも飾りやすい小ぶりサイズのミディ胡蝶蘭一鉢(4500円相当)が贈られる。ミディ胡蝶蘭は比較的手入れも簡単で、豪華な花ぶりを長期間楽しめる。
【アートグリーン(3419)】ミディ胡蝶蘭……100株以上:1鉢(10月末、年1回)
文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)