今でも根強い人気を誇る内職(=在宅ワーク)。単なる副業にとどまらず、社会復帰のきっかけにした人や、本業さながらの収入を得ている人もいる。実践している人は、どんな働き方をしているのか。写真投稿とライティングの在宅ワークをしている、佐々木恵美さん(仮名・37才)のケースを見てみよう。
佐々木さんは1才の息子を子育て中の専業主婦。半年前から単発での在宅ワークをしている。
「子供が1才になった頃、少し気持ちに余裕が出てきたので、空いている時間に少しでもお金になることができないかと、クラウドワーキングサイトに登録したんです。なんのスキルもない主婦に仕事なんてないのでは…と思っていたのですが、職種は迷うほど多くて驚きました(笑い)。
そのなかでも、ノルマがなく負担の少ない仕事を選んでいきました。日中、子供が昼寝をしているわずかな時間でできる仕事がよかったんです」
そうして選んだのは、写真を投稿する仕事と、体験記事を書く仕事。写真は、多くて月5回は投稿しているという。
「写真はテーマが与えられます。『きれいな景色』がテーマの時は、子供と散歩に行ったついでにスマホで撮りためておいた自然の写真をアップロードしました。テーマが『駐車場』の時は、コインパーキングなどを撮影。謝礼はどちらも、1枚30~100円程度です」