何かと出費が多い年末年始に備えて、しっかりと節約してお金を貯めておきたいところ。コツコツ、コツコツ、1円を削り出す──地道な節約ワザも積もり積もれば大金になる。年末ほど慌ただしくない時期にこそ、家計の見直しを実践したい。ここでは、光熱費の節約術について紹介しよう。
こたつとホットカーペットは設定温度を下げる(2か月で約760~1700円の節約)
こたつを使っている場合、上掛けと敷き布団を合わせて使うことで月約150円、設定温度を「強」から「中」に下げれば月約230円の節約になる。ホットカーペットの場合は、3畳タイプなら設定温度を「強」から「中」に下げると月約850円、2畳タイプなら570円の節約に。暖房機器はとにかく設定温度を下げ、布団やじゅうたんなどの活用を。
電気代とガス代は11月中に見直しを(1500円以上の節約)
価格ドットコムなどで自分の住む地域の電気料金とガス料金のプランを比較検討してみよう。ともに自由化になった影響で、契約会社を替えるだけで年間2万円以上節約できる場合もある。
「11月上旬に見直せば12月には5%引きになっている可能性もあります。例えば光熱費が3万円の家庭なら1500円の節約に」(ファイナンシャルプランナーの二宮清子さん)
電気料金は、アンペア数の見直しもおすすめ。家族全員が昼間は家にいない場合、深夜電力のプランに変更し、充電もその時間に済ませたい。
「私が住む地域では22時~朝8時までが通常の電気代の半額になるので、朝の8時までにすべての家事を済ませるようにしています」(二宮さん)。