FX(外国為替証拠金取引)でドル円相場で安値の売りポジションを持ってしまい、含み損を抱えたまま放置しているトレーダーも少なくない。そうしたトレーダーは今の相場にどう対処すべきだろうか。FX(外国為替証拠金取引)のカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、見解を述べる
* * *
アメリカ中間選挙の投開票という1つの大きなイベントが終了しました。その結果に対してトランプ大統領は「大成功」とツイートしていましたが、上院も下院も民主党が勝利という結果にはなりませんでしたので、大荒れとはならず、無難に通過したと言えるでしょう。
ちなみに、アメリカ中間選挙の年は、選挙後に円安に動きやすいというアノマリーがありますが、実際に直近の米ドル円(以下ドル円)相場は、下げそうで下げない状況にあります。
そのような状況の中、ドル円相場でトレードをされていて安い価格で売りポジションを持ってしまい、含み損を抱えながら辛抱されている方もいるかもしれません。
くりっく365の売買比率を見ても、相変わらず売り残が多いことから、安い価格で売りポジションを持ったまま辛抱しているトレーダーの方が多いことが読み取れます。
含み損を抱え、「どうすれば良いのか」と途方に暮れている方もいると思いますが、そのような方はどう対処するのが良いでしょう?