カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

ドル円安値の売りポジションで含み損… 今、どう対処すべきか

安値の売りにどう対処すべきか

 私としては、ドル円相場で安値の売りポジションを持っているのであれば、いったん買いポジションを持ち、両建ての状態にするなどの対処をした方が良いと考えています。

 ドル円相場で売りポジションを持っていると、毎日安くない金利を支払い続けなければいけません。私から言わせれば、損するためにトレードをしているようなものですから、せめて金利分のマイナスを食い止めるべきでしょう。

「でもこんな高い価格で買いを持って大幅下落したら嫌だ」と思われるかもしれませんが、私としては早くても12月中旬以降にならないと下落トレンドには転じないと見ています。

 お伝えしたように、アノマリー的に言ってアメリカ中間選挙後は円安ドル高に動く傾向がありますし、武田薬品のシャイアー社買収に伴う円売りが年末まで継続されると考えられます。

 また、先にもお伝えしたようにくりっく365の売買比率を見ると、相変わらず売り残が多い状態にあり、売り残が多いということから「ドル円相場は下げづらい状況にある」と言えます。

 以上のことから、ドル円相場で売りポジションを持ち、スワップ金利の支払いだけを続ける状態にある方は、両建てなどで対処する選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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