2018年のスポーツ界の大きなトピックと言えば、サッカーW杯での日本の大健闘。決勝トーナメントのベルギー戦は、試合開始が午前3時だったにも関わらず、視聴率は30%超を記録しました。サッカーは誰が見ても分かりやすい競技であるため、職場の仲間と大勢でテレビ観戦することもあるかもしれません。
サッカーに詳しい人たちが使っている独特な言い回しを覚えておけば、観戦ももっと楽しめるはず。“知ったかぶり”と思われてもいいから、自分でも使ってみたいサッカー表現「日本語編」を紹介しましょう。
【削る】
攻めてきた相手を止める際、通常ならスライディングやタックルでボールを奪いに行きますが、相手選手に激しくぶつかったり、場合によってはケガをさせたりすることも辞さないような守備をすることを「削る」と言います。褒められたプレーではありませんが、「気合が入っている証拠」と捉えることもあるにはあります。
例文:「あのDFヤバいね。バリバリにFWを削りに行ってるよ」
【宇宙開発】
一見「何じゃこりゃ?」という単語ですが、サッカー界でははるか昔から使われてきた単語。ゴールの枠から遥かに離れ、まさに宇宙を目指して蹴るようなシュートのことを宇宙開発と言います。「ふかす」という言い方もします。かつての日本代表はこんなシーンばかりでした。
例文:「せっかくフリーだったのに宇宙開発かよ~~」
【チンチン】
決してシモネタではありません。相手に思い通りにプレーされ、手も足も出ないことをこのようにいいます。「チンチンにする」「チンチンにされる」どちらの言い方もあります。女子はなかなか使いにくい表現ですが、選手のインタビューなどで普通に出てくるので、知っておいて損はありません。
例文:「日本代表は強くなったと思ったけど、ブラジルにはチンチンにやられたね」