バブル崩壊後から2000年前半にかけ、採用控えや新卒無業者も増加した長期経済停滞期。この「失われた20年」に低賃金のまま働くことを義務づけられ、不遇の時代を過ごしたのが現在36~48才の“ロスジェネ中年”だ。そんな世代の夫のトホホなエピソードを42才女性・Aさん(パート勤務)が明かす。
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毎週土曜に趣味でゴルフに行き、日曜は「疲れたから」と一日中寝ているうちの夫。そもそも、夫のお小遣いは月3万円なのに、どうしてそんなに何度もゴルフに行けるのか不思議だったんですよね。
その理由がわかったのは、つい先日、夫の実家に行った時のこと。義母から「渡してあげて」と5000円を預かったから。
なんでも、「妻からお小遣いをもらっていなくて、たばこも買えない」などと、週に1~2回は会社帰りに実家に寄って、お小遣いをせびっているんだそう。それって、45才にもなる男のやること?
私なんて、子供の塾代を稼ぐためにパートを増やし、自分の服さえ買えないのに! 許せない気持ちを抱えていた翌朝のこと。車の運転席の下に鍵が落ちたのでのぞいてみると、そこには、封筒に入ったお金が。夫のへそくりでした。その額3万円。これぞまさに、神の思し召し!