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スマホゲーム“無料プレイヤー”の複雑な心理 「時間の浪費が…」

「むしろ逆です。お金を使ってないがゆえに、“絶対にアイテムを無駄にすることができない”という気持ちが強くなってしまうんです。別にネット対戦するわけでもないし、ベストスコアを競っているわけでもなく、単純に自己満足でプレイしているだけなのに、なんとも言えない中毒性もあってやめられなくなってしまう。しかも、目も疲れるし、肩も凝るし、休日なのにまったく休めないというデメリットもあるんですけどね……。

 あと、今プレイするのをやめると、これまでプレイしてきた時間が完全に無駄になってしまうような気もしてしまって、ダラダラを続けているという側面もあります。ゲームによっては、新しいステージが次々と追加されていくので終わりがなくて、本当にやめるタイミングがない。もちろん無料で遊べるのは嬉しいんですが、遊べすぎてしまうというループにハマってしまいやすい気がします」

 Aさんの場合はパズルゲームが中心だが、それ以外にも無料のスマホゲームにハマっている人は少なくない。1980年代のファミコン全盛期に大人気だったゲームの達人・高橋名人は「ゲームは1日1時間」と子供たちにメッセージを送ったが、この言葉は現代の大人たちも耳を傾けるべきものなのかもしれない。

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