家計

手軽なローンに手を出し陥る借金地獄、そこから「卒業」する方法

病気で働けなくなったのを機に借金に手を出すケースも

病気で働けなくなったのを機に借金に手を出すケースも

 誰でも陥る可能性がある借金地獄。特に近年、銀行が一般消費者に無担保で融資する「銀行カードローン」の貸出残高が急増するなど、多くの人たちが安易に手軽なローン商品に手を出していることがわかる。借金地獄に陥りやすいケースと、そこから「卒業」するための方法を探った──。

「借金のきっかけは、大きく分けて3パターンあります」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの豊田眞弓さん。第1のパターンは、なんらかの原因で収入が減ってしまうこと。転職やリストラ、降格などで給料が減ったり、病気で働けなくなったのをきっかけに生活費や教育費が足りなくなり、借金に手を出してしまう。

「まずは借りるより、収入を増やす努力が必要です。専業主婦なら働きに出るとか、パートなら働く時間を増やしたり、正社員を目指すのが先決」(豊田さん・以下同)

 病気であれば、医療保険や健康保険から給付される傷病手当金なども活用し、支出も絞りながらなんとか借りずに済む方法を家族で考えてほしい。

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