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「一億総副業時代」の幕開け 旅先で撮影した1枚もお金になる

映画のロケ地巡りの「写真」を売って月収5万円も

 カメラ付きスマホの普及で、日常的に写真を撮るハードルは格段に下がった。たとえば旅行に出かけたとき、旅先で撮影した1枚が、お金になるとしたら──。

 2年半ほど前に登場した写真販売アプリ「Snapmart」を使えば、スマホで撮影した写真がフリマ感覚で出品できて、気に入った人が購入すれば、報酬が手に入る。

 また、2017年に登場したアプリ「Selpy」は、企業やスポンサーからのリクエストに沿った写真を撮影してアップするだけで、報酬が受け取れるサービスだ。稼ぐコツは「希少性の高い写真」を撮ること。染谷さんはこうアドバイスする。

「ヒット映画の舞台になった場所やロケ地を訪ねる“聖地巡礼”は1つの手でしょう。たとえば、『君の名は。』(2016年8月)の“あのシーンは岐阜・飛騨高山のココ”という写真を撮る。趣味の旅行を兼ねて撮りに行くのもいいし、家から近くにロケ地があれば撮るのは簡単。その場所に行きたくても、遠くて行けない人が買ってくれるんです。どこに希少価値や需要があるのか、それを見極めるのがポイントです」

 他にも、通販サービス「Etsy」では、砂浜に絵や文字を書いて写真を撮った「Sand beach art」という商品が販売されている。どんな需要があるかというと、たとえば結婚式のスライドショー。「思い出の砂浜にふたりの名前が入った写真がほしい」といったニーズがあり、依頼を受けて、その砂浜で名前を書いて、パチリ。

「需要の高い写真なら、半永久的に買われる可能性がある。売る予定がなくても、とりあえず写真を撮るクセをつけておけば、将来の思わぬ収入につながるかもしれません。商品のラインアップがある程度増えれば、月5万円も充分可能です」

※女性セブン2019年1月17・24日号

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