生姜焼き定食、唐揚げ定食、焼き魚定食……など、様々な“定番の定食”があるなかで、 “コスパがいい定食”のひとつと言われているのが、「餃子定食」だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「和食系の定食店で餃子定食はあまり見かけませんが、中華料理店では定番。いくつかのチェーン店では“もっとも価格が安い定食”としてメニューに載っていることが多く、そういった意味では確かに“コスパがいい”メニューであることは間違いないでしょう。ただ、お店によって価格の幅があるのも事実です」
代表的な中華料理チェーン店での「餃子定食」の価格は以下の通りだ。
・餃子の王将(都内某店):「餃子定食」(餃子2人前12個、キムチ、ライス、スープ) 780円(税込み)
・大阪王将(関東地区):「餃子定食」(元祖餃子2人前12個、唐揚げ2個、ライス、スープ)900円(税込み)
・日高屋:「W餃子定食」(餃子12個、唐揚げ2個または韓国キムチ、ライス、スープ)650円(税込み)
・バーミヤン:「W餃子定食」(餃子12個、からあげ2個、ライス、スープ)849円(税別)
税込みで900円以上する大阪王将やバーミヤンの餃子定食もあるが、税込みで650円の日高屋の「W餃子定食」はたしかに安い。
「大阪王将の単品の『元祖焼餃子』の価格は6個で260円(税込み)、バーミヤンの『本格焼餃子』は6個で239円(税込み258円)。一方で日高屋の『餃子』は6個で230円です。日高屋は単品での価格がそもそも安く、その分定食も安くなるということでしょう。材料やボリュームも異なるので一概には比較できませんが、650円の日高屋の餃子定食は確かにコスパがいいと言えるでしょう」(小浦氏)