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キャリア

人生100年時代で資格のトレンド変化 認知症や終活関連も人気に

終活アドバイザーの資格を取れば役立つ知識が身につく(イラスト:池田奈鳳子)

終活アドバイザーの資格を取れば役立つ知識が身につく(イラスト:池田奈鳳子)

 結婚や出産などをきっかけに、仕事から離れる機会が多くなる女性。子育てがひと段落すると仕事を再開する人も多いが、その理由が「子供の学費のため」や「将来の貯蓄のため」なら、できるだけ条件のいい職場を探したいもの。そこで大きな強みになるのが、仕事に役立つ「資格」だ。

 どんな資格が主婦に人気なのか? 各種通信教育講座を運営する『ユーキャン』の樺沢涼子さんが解説する。

「ドラッグストアの薬販売で役立つ登録販売者、医療事務や調剤薬局事務など自宅の近所で職場を見つけやすい資格が人気です。家事や育児の合間に働きたい主婦のかたのニーズにピッタリなためです」

 ドラッグストアは求人も多く、資格があれば時給も上がる。医療機関や調剤薬局は清潔感があり、職場環境が快適なことも人気の理由だ。

 一方で、必ずしも仕事に直結しない資格も人気があるという。理由は、人生100年時代を迎え、体力のあるアクティブシニアが増えていることと、老後に困らないための知識を身につけておきたいという中高年が増えているため。

「手編みや着物のリフォームなど、趣味ものは鉄板の人気ですが、最近のトレンドは5~10年後に役立つであろう認知症や終活に関する資格です。特に、終活はやりたいと思っても、お墓や相続など何から手をつけていいかわからないことが、資格取得の動機になっています」(樺沢さん)

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