コツコツ節約するのが苦手なズボラさんにおすすめなのが、家計簿&家計管理アドバイザーあきさん(40才)の節約術だ。東京都在住のあきさんは、小学6年生、2年生、幼稚園の3人娘と夫との5人暮らし。『2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ』で1000件以上の家計相談を受けてきた。“コレ”をやめるだけで、生活費が激減する。その裏ワザを教えてもらった。
マメに節約しなくても貯まる
どうしても節約に手間暇をかけられない──。そんなタイプには、節約の「仕組み」を作って、その枠内で生活するのがおすすめだと、2年で350万円を貯蓄した、自称“ズボラ主婦”のあきさんは言う。
「私はすごく切り詰めた節約はしていません。ただ、イベント出費や臨時出費用に『特別費』という名目のお金を積み立てて、その予算が崩れないようにする枠組みだけ作っています」(あきさん・以下同)
予算内に収めるための“枠組み”も、簡単なことばかり。
「例えば、エアコンの風力は最初から『弱』に設定し、その代わり、一日中つけっぱなしでもOKにしています」
また、電気代を抑えるため、家電の数を最小限にし、エアコンはリビングにしか設置していないという。
「リビングにしかつけていないと、一家5人がリビングに集まるので強制的に家族団らんができるんです(笑い)。寝る時も、リビングと寝室は可動式ドアで繋げておき、寒さを緩和するために床に防寒マットを敷き詰めています」
そのほか、「固定電話をやめる」「電子マネーをやめる」など、“やめる”ことで節約になることは率先して実行。いずれも初めから、そういう決まりにしておけば、節約を意識しなくてもいいというわけだ。