一方、戸松氏はこんな見方をする。
「東証マザーズ指数の大幅な調整は避けられない見通しですが、世界を見渡すと、米国では小型株の指数であるラッセル2000指数や米国上場の半導体関連で構成されるフィラデルフィア半導体企業株指数が反発基調を保っていたり、中国株が景気刺激策や通商協議の進展期待で底打ちしてきています。
米国の金融政策や米中通商協議の結果にもよりますが、世界的に堅調な株価推移が今後も続く可能性はあると考えます。そう考えていくと、今後、新興市場の優良銘柄が大幅に調整した局面は買いチャンスととらえることもできると思います」
これまでサンバイオ株が牽引してきた新興市場は、新たな局面を迎えようとしている。