平成という時代も、残りあとわずか。平成の30年間で、首都・東京を中心とする地域は大きな変貌を遂げました。その中でも、この30年の間に出現したスポットや新たにお目見えしたものを、ライターの金子則男氏がピックアップ。ここでは1989~1995年(平成元年~平成7年)までのスポットを紹介しましょう。
【幕張メッセ:1989年】
都内からおよそ30km東に位置する幕張新都心開発の一環で完成したのがこちら。展示施設として利用されるのはもちろんですが、コンサートでこちらを訪れた人も多いのではないでしょうか。1999年にはGLAYが20万人コンサートを開催し、この記録は今でも破られていません。
【横浜ベイブリッジ:1989年】
港町・横浜に誕生した、その名も「ベイブリッジ」。この橋は今も昔も高速道路で、駐停車などできませんが、開業当初は夜景見物のために道路脇に車を停める輩が相次ぎました。大黒ふ頭には展望の遊歩道「スカイウォーク」がありましたが、2010年に閉鎖されています。
【葛西臨海公園:1989年】
東京で海を感じられる場所はあまりありませんでしたが、目の前に海が広がる場所に作られたのが、ディズニーランドからもほど近いこの公園。園内には水族館もあり、今も多くの人でにぎわっています。
【サンリオピューロランド:1990年】
遊園地に遊びに行く際の最大の問題点が、天候に左右されること。そんな心配が無用なのが、屋内型テーマパークのサンリオピューロランドです。多摩ニュータウンで有名な多摩センターに位置し、来年は開業30周年。一時は経営不振も伝えられましたが、近年V字回復に成功しています。