直したいと思いながら、なかなか直せないのが字の汚なさ。字が汚い人間が言いがちなセリフが「読めれば良い」だが、現実には字が汚くて「得」をすることはまずない。字が汚いことによって見舞われたトホホな体験談を紹介しよう。
まずは都内に住む40代の男性Yさんの話から。
「学生時代、英文和訳の添削を英語の教師にお願いしたところ、書き込まれた赤字が読めません。そこで職員室に行き、何と書いたのか聞きに行ったら、『“もっと綺麗な字で書け”と書いたんだ!!』と言われ、『字が汚い人間は何をやってもいい加減なんだ!』と畳み掛けられ、メチャクチャ怒られました。自分だって、読めないような字のクセに……」
学校関係で汚い字はご法度なようで、他にも苦労した人は少なくないようだ。
「学生時代、答えは合っているハズなのに不正解にされるのはしょっちゅう。世界史などで『ワ』と『ク』と『7』、英語で『n』と『h』、数学で『0』と『6』などがヤバいです」(40代・ライター)
「大学で日本文学部でしたが、卒論は“手書きのみ”でした。卒論担当教授との面談では、内容よりも、『君の字を読むのがいかに大変だったか』を延々と言われました」(40代・教師)