住まい・不動産

全国的にはマイナー駅がなぜ人気? 都内屈指の文教地区「茗荷谷」の魅力

刺激には乏しいが、環境は最高

 冒頭で述べた通り、茗荷谷は学校が多く、お茶の水女子大学、拓殖大学、筑波大付属中学・高校、貞静学園、跡見学園などの最寄り駅となっており、登下校時の茗荷谷駅は学生で溢れかえります。東大や早稲田、中央大学、明治大学などに近いからでしょうか、大学生向けの県人寮や学生会館なども固まって存在しています。

 しかし駅前の雰囲気は、学生街というよりは落ち着いた高級住宅街と言った方が相応しく、駅付近にはいかにも高級そうな低層~中層のマンションが立ち並んでいます。文京区は23区内の治安ランキングの上位常連で、治安の良さは折り紙付き。23区内でありながら静謐な環境が保たれており、堅実で上品なタイプの住民が多いように見受けます。商店街らしい商店街が無いのは残念ですが、スーパーや飲食店がないわけではなく、日常生活には支障ありません。「大きな買い物は池袋で」ということになるでしょう。

 家賃相場はワンルーム・1K・1DKで9.09万円(ライフルホームズ調べ。2月8日時点)と、かなりのレベルですが、学生の多い街なので一人暮らし向け物件は多く、地道に探せば良い物件が見つかりそうです。刺激を求める人には物足りないかもしれませんが、都内の中心部への距離やアクセスの良さは格別ですし、安心や安全、品の良さ、子どもの教育環境などは限りなく都内最高レベル。ファミリー層なら、少々無理をしてでも住む価値はある街だと思います。

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