一度は断ったものの、「じゃあ飛行機までどうしたらいいのかしら」とプランニングを丸投げされたので、真美子さんはやむなく家に招き入れました。その後の顛末は、真美子さんの言葉をお伝えしましょう。
「3日間のアテンドに育児。正直、家が汚くても仕方ないじゃないですか。『間取りと窓からの景色を見たいだけだから』って言われたし。そしたらなんて言われたと思います?
みんな『すごい! これが港区のマンションなのね!』とはしゃいで、キッチンのディスポーザーからベッドルームまで、ぜーんぶ見て行ったんです。それで、『ありがとう』とタクシーに乗って、その時は笑顔で帰宅した義母がすぐにメールしてきて。
『真美子さんはお掃除が本当に苦手なんですね。びっくりしました。今日はもう帰りますが、今度お手伝いするので一緒にお片づけの練習しましょう。またゆっくりお家にうかがわせて下さい』って」
富裕層の妻ならではの苦労もあるようです。ちなみに真美子さんは、「次に義父母が来るときには、夫のクレジットカードでハウスキーパーさんを呼ぶ」と憤っていました。