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「喪主」という大仕事 誰を呼ぶか、挨拶、お布施…等、13の役割

 そうして故人を荼毘に付したら、1週間以内を目安に「【11】葬儀費用を支払う」。

「亡くなった後は故人の口座は凍結されてしまい、工面するのに苦労した遺族も多いかもしれませんが、法改正によりこの7月からある程度の額は動かせるようになる。生命保険で払うと言えば待ってくれる葬儀社も多い。相談してみることをお勧めします」(同前)

 僧侶に「【12】お布施を渡す」ことも必要だ。「お気持ちで」と金額を明示されないのが悩ましい。

「住職に直接聞き、お布施15万円と車代3万円を包みました。私の友人は『お気持ち』といわれて3万円にしたところ、後日住職から足りない分の請求書が届いたと言っていました」(60代の元会社役員)

 トラブルを避けるため、「地域の相場を把握している葬儀社に額の相談をするのも手」(吉川氏)だという。

 葬儀を手伝ってくれた会社の同僚や近所の人がいる場合、葬儀後1週間以内に「【13】挨拶回り・礼状の送付」をするのが礼儀だ。

 葬儀の簡素化・簡略化の時流があるが、喪主の責任が軽くなったわけではない。

※週刊ポスト2019年3月1日号

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