家計

「年金生活者のための家計圧縮術」5つのポイントを荻原博子氏が解説

家計圧縮のポイントを荻原博子氏が解説(写真:共同通信社)

家計圧縮のポイントを荻原博子氏が解説(写真:共同通信社)

 老後資産を守るには、給付金などを受け取って“入り”を増やすか、無駄な“出”を抑えるしかない。近著『年金だけでも暮らせます』(PHP新書)も話題の経済ジャーナリストの荻原博子氏が、人生100年時代の「生活のダウンサイジング」を指南する。

 * * *
「老後」と言われると漠然とした不安を抱きがちですが、正確な情報を得て制度を使いこなすと同時に、生活の無駄を省けば、年金だけで生きていくことは可能です。そのためには、まずは生活にかかる費用の全般を見直すこと。特に重要なのが、普段“出費”を意識せずに使っているモノ、コトのお金を削ることです。

 電力自由化で、電力会社とガス会社が顧客争奪戦をしていますが、電気代とガス代は1つの会社にまとめたほうが確実に安い。同様に、携帯電話・スマホと自宅のインターネット回線をセット契約にするといったことも節約につながります。大手キャリアから格安スマホに乗り換えれば、平均で月4919円の圧縮です。

 リタイアして生活スタイルが変わり、車を運転する機会が減ったという人は、自家用車を処分し、カーシェアリングなどの“新しいサービス”を利用する頭の柔軟性も、虎の子のお金を守るためには肝要です。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。