とりわけ効果が大きいのが保険です。子育てが終わっているようなら、死亡保障や医療保障といった掛け捨て部分は削っていい。教育資金の備えは必要ありませんし、日本が誇る健康保険制度でほとんどの病気治療費はカバーできます。逆に貯蓄性の高い保険は残す。目安として、運用利回りが3.75%を超える保険は大切にしたほうがいい。
最後に、最も重要なのは夫婦仲です。精神的な支柱ともなりますが、熟年離婚すると年金分割などが必要になり、“心”と“懐”の両方のトラブルに直面することになります。
消費増税で、これまでより家計がマイナスになることは確実です。「払わなくていいものは払わない」という姿勢が大切なのです。
■荻原氏直伝!家計圧縮「5つのポイント」
・普段意識しない“出費”に注目
・電気とガスはまとめてお得
・カーシェアを利用する柔軟さを
・掛け捨ての保険は不要
・夫婦仲良好で“心”と“懐”に平穏が
※週刊ポスト2019年3月8日号