神奈川県横浜市を発祥とする「家系ラーメン」。近頃は家系ラーメンのチェーン店も増え、その人気は全国区になりつつある。
そんな家系ラーメンチェーンの中でも、関東を中心に50店以上を展開するのが「町田商店」だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が解説する。
「『町田商店』は豚骨醤油をベースとした中太麺のオーソドックスな“横浜家系ラーメン”を提供するチェーン店です。東京、神奈川を中心に出店していますが、東海地方や関西地方にも進出しています。基本となる屋号は『町田商店』ですが、『代々木商店』、『池袋商店』、『四谷商店』といったように『地名+商店』の屋号で出店しているケースも多いです。
基本メニューの『ラーメン』は、チャーシュー、うずらの卵、ほうれん草、海苔3枚がトッピングされて700円(税込み、以下同)。麺のかたさを『かため・普通・やわらかめ』、味の濃さを『濃味・普通・薄味』、脂の量を『多め・普通・少なめ』から、選べるのも大きな特徴です。自分好みの味でカスタマイズできるのは嬉しい点です」(小浦氏)
カスタマイズできるのは、麺のかたさ、味の濃さ、脂の量だけではない。テーブルには、刻みしょうが、おろしニンニク、豆板醤、酢、コショウなどのトッピング・調味料が常備されており、それらを使い、さらなるカスタマイズが可能なのだ。
「テーブルに常備されているものだけでなく、刻みタマネギも無料でトッピングできます。最初から自分好みのラーメンを作ってもいいし、食べている途中で味を変えてもいい。飽きがこない楽しみ方ができるのが、町田商店の人気の秘密でしょう」(小浦氏)