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赤プリ、渋公、下北沢の踏切… 平成後期に東京から消えたモノ

【青山ベルコモンズ:2014年】
 東京メトロ・外苑前駅のすぐ近くに1976年にオープンした「ベルコモンズ」は、洋服、雑貨、化粧品、喫茶店など、いずれもハイセンスなお店ばかりが揃ったファッションビル。青山通りと外苑西通りの交差点に建っており、タクシー運転手などの間では「ベルコモンズの交差点」でおなじみでした。跡地には三菱地所が高層ビルを建設予定です。

【渋谷公会堂:2015年】
 日本の歌手、バンド、アイドルなら、まずは目指すのが「渋公(しぶこう)」。国内外のアーティストが数々の名演を行ったコンサートホールですが、2015年に閉館、解体され、2019年内に新たに生まれ変わります。2006年にネーミングライツで「渋谷C.C.Lemonホール」と改称された際には、「伝統ある名前を変えるのか」と、ちょっとした騒動になったこともありました。新ホールはLINEがネーミングライツを取得しています。

【五反田ゆうぽうと:2015年】
 こちらは五反田駅から徒歩5分ほどの場所にあった複合施設。ホテルや結婚式場などもありましたが、多くの人の思い出になっているのは「五反田ゆうぽうとホール」でしょう。2000席弱のキャパを持つこのホールは、コンサートのほかバレエ公演に多数利用されてきたため、閉館の際にはこれを惜しむ声が多数登場。2022年に新たな商業ビルが完成する予定です。

【船橋オートレース場:2016年】
 戦後に生まれた「オートレースの発祥地」ですが、2016年に66年の歴史を閉じました。すぐ近くには船橋競馬場もあり、ギャンブルファンには夢のような場所でしたが、売り上げ減少で廃止が決定。これで国内のオートレース場は伊勢崎、川口、浜松、山陽、飯塚の5つとなりました。

【築地市場:2018年】
 長年、東京都民の胃袋を支えてきた築地市場。ゴタゴタが続き、平成の間に移転が終わらないことも危惧されましたが、昨年10月をもって営業を終了しました。「築地」の名はもはや地名を超え、「築地○○」といった店名や、「築地直送」といったキャッチコピーとして定着。これが後々、すべて「豊洲」に変わるのでしょうか。

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