帰宅するのは深夜1時頃。睡眠時間は平均4時間。毎朝、5時に起きると朝・昼・晩の3食を作って会社へと向かう。
「昼はお弁当を持たせて、夜は冷蔵庫に作り置きをして。当時は男の人って楽だな~って心底感じました。同じ職場で肩を並べる男性社員に“クリーニングとか引き取りに行ったことある!? あれって、結構、時間帯が厳しいんだけど”―─で、なんで売れないわけ!?って(笑い)。絶対に私の方が売ってやる~!と、躍起でしたね」
そして、36才の時、ついに管理職へと昇進。家庭内ではすでに夫婦の会話もなくなっていた。2年の別居生活を経て離婚届を提出。
「離婚は、環境の大きな変化によって不安や鬱々とした気持ちになりがちですが、私の離婚経験と不動産の知識が、少しでもお力になれば嬉しいです」
◆緑川陽子さん:離婚女性専門不動産『アベリア』代表。宅地建物取引士・二級建築士・二級FP技能士・心理カウンセラー。東京・港区を中心に一都三県、離婚に絡む不動産売買やシングル女性向けの住宅リノベーション相談等を行う、離婚女性専門不動産会社を経営。理念は「一人で頑張る女性をサポート!」。必要に応じて弁護士、司法書士、カウンセラーなども紹介している。完全予約制。https://abellia.co.jp/
※女性セブン2019年4月11日号