娘と一緒に59才で婚活スタート。離婚原因を踏まえ、人柄で選んだ
佐藤武さん(68才)・あかりさん(59才)夫妻(仮名)は、現在結婚3か月。あかりさんは47才で離婚し、38才と33才の娘がいる。武さんは67才で離婚し、子供はいない。明るく、ハキハキした性格のあかりさんに惹かれた武さんが猛アプローチ。長女の結婚を待って、交際半年で入籍した。
「私の周りには、元夫も含め威張る男性が多くて、男性には嫌気がさしていました」と言うあかりさん。それでも再婚を決意したのは、長女に一緒に婚活をしないかと誘われたから。結婚相談所で紹介された武さんのやさしい人柄に、あかりさんは好感を持ったという。
「ぼくは、彼女の正直なところに惹かれました。元妻が本音を言わないタイプ。ストレスで爆買いしたことが離婚の原因になったので」(武さん)
離婚の原因を踏まえたうえで、人間性を認め合ったふたり。穏やかな新婚生活を送っている。
「再婚するなら財産を」息子の反対に財産整理の遺言書を作成
三田洋平さん(73才)・幸子さん(65才)夫妻(仮名)は、現在結婚7か月。幸子さんは55才で夫と死別。子供は40才と35才の息子がいる。洋平さんは45才で離婚し、子供は44才の娘が1人。同じ高校の卒業生が集まるSNSで知り合い、交際開始。1年後に入籍した。
三田さん夫妻の結婚には、幸子さんの次男が反対し、一筋縄ではいかなかったという。というのも、幸子さんには元夫が残した財産があったからだ。
「再婚の話をした時、長男は賛成してくれたのですが、次男が大反対。私の育て方が悪かったのか、次男は仕事が続かず、私の遺産を当てにしていたんです。彼に迷惑をかけてもいけないので、弁護士のアドバイスのもと、次男にきちんと財産がいくように遺言書を書いたら、現金なもので、あっさりOKしてくれました」(幸子さん)
シニア再婚には、子供の自立度もかかわるのだ。
※女性セブン2019年4月11日号