新年度相場がスタートした。4月は株主優待を実施する企業の数は少ないが、相場のアノマリーでいえば株価が上がりやすい月だ。30万円程度の資金で投資できる銘柄の中から、4月に狙える注目の株主優待を紹介しよう(文中の株価は4月上旬現在)。
■テンポスホールディングス(2751)
厨房機器販売のテンポスホールディングスは、「ステーキのあさくま」などの外食チェーンも拡大中だ。株主にはこれらの店舗で使える食事券が8000円分贈られる。自社グループだけでなく、顧客などの協力店舗も含まれるので、「もつ焼きエビス参」「肉バルミートピア」「串屋横丁」など使える店舗は意外と多い。ただし、店舗によってはランチでの利用ができなかったり、3000円ごとに1000円分使用可、といった条件がついている。同社ウェブサイトのIRページで書かれているので、事前に確認しておきたい。
【優待情報】自社店舗と協力店舗で使える食事券……100株以上:8000円分(権利確定日:4月末、年1回)
■日本ビューホテル(6097)
浅草ビューホテルや成田ビューホテルなどを展開する日本ビューホテルは、全国に12ある直営ホテルのほか、那須りんどう湖LAKE VIEWなどのレジャー施設で使える優待券が年2回贈られる。前回から有効期限が半年から1年に延長されたため、2回分の優待をまとめて利用することも可能になった。東京スカイツリーを眺めながらビュッフェを楽しめる浅草ビューホテルの人気レストラン「武蔵」でも利用できる。
【優待情報】直営ホテルの宿泊や飲食などに使える優待券……100株以上300株未満:2000円分 300株以上500株未満:3000円分 500株以上:5000円分(10月末、4月末、年2回)