近づいてきたGWの10連休。まだ旅の予定を立てていない人におすすめなのが、“駅旅”だ。この春、全国各地で駅が続々とリニューアルしており、駅そのものが旅の目的地へと進化している。そんな中から、行ってみたいユニークな駅を紹介しよう。
大正ロマンあふれる駅舎
まずは、クラシックで優雅な駅舎に生まれ変わったJR九州・鹿児島本線の門司港駅(福岡県)。大正3年に創建され、鉄道駅として日本初の重要文化財に指定された同港駅を、創建当時の姿に復原。今年3月、約6年半の工事期間を経てクラシックな駅舎が姿を現した。駅舎は木造のネオ・ルネサンス様式で内装も当時を復原。当時営業していた洋食店『みかど食堂』も東京都・南青山の人気レストラン『NARISAWA』プロデュースで蘇った。
ピンクは恋の色
続いて紹介するのが、ピンク一色に彩られた智頭急行・智頭線の恋山形駅(鳥取県)だ。駅名に“恋”が付く駅は全国で4か所だけ。そこで“恋”をテーマに駅自体をピンクで彩ったのが同駅。実は無人駅だが、ハート形の絵馬や鐘など、恋を叶えるスポットとして話題に。恋ポストに投函するとハートの消印を押して届けてくれる。