一方、連休中の現金の確保についてはこんな問題も。
「連休中、銀行の窓口は全部閉まるので、現金を下ろしたい人がATMに集中します。長時間待たされるだけでなく、ATMの中のお金が空っぽになって動かないということもあるかもしれない。できれば連休前に、それも長蛇の列が予想される前日ではなく、なるべく早めに下ろしておくことをすすめます」(浪川さん)
また、連休が月をまたぐため、支払い関係も要注意。取引先への支払いは、「月末まで払い」の場合は、連休前の最後の営業日、「月末払い」の場合は、連休明けの最初の営業日などという違いがあり、企業によってルールが異なる。経済アナリストの森永卓郎さんが言及する。
「支払いが連休前なのか連休後なのか、振込日を確認しておいた方がいいでしょう。家賃や光熱費、借金の返済などの引き落としのタイミングも一気に連休明けにくる可能性があるので、口座の残高が足りないというトラブルが起こるかもしれない。事前に確認しておいた方が安心です」
さらに、10連休に稼ぎたいと考えている人は、おすすめの業種や場所がある。
「連休需要を狙ったイベント系か、人手不足が予想されるレジャー施設やコンビニなどで、単発バイトの大量募集や時給アップが期待できそうです」(森永さん)
※女性セブン2019年4月18日号