定額制の音楽配信サービスが普及したことで、スマートフォンで音楽を楽しむユーザーが増えているが、その一方で配信サービスは利用せずに、iPodなどの音楽プレイヤーをずっと使い続けているユーザーもいる。
出版社に勤務する20代の女性・Aさんは、2012年に購入したiPod touchを今なお使い続けているという。
「雑多に新曲を聴くわけでもないし、好きな音楽はこのiPodにほとんど入れているんですよね。わざわざ毎月お金を払って、好きな曲があるかどうかもわからない聴き放題サービスに入ろうとは思いません」
ちなみにAさんは、普段使っているスマートフォンに音楽データは入れていない。
「単純にスマホの容量を節約したいという理由もあるんですが、ガラケー時代から使っているiPodに慣れすぎて、音楽をスマホに入れる習慣がなくて……」(Aさん)
30代の女性Bさんは、10年以上同じiPod classicを愛用しているとのこと。
「どうやらバッテリーがダメになってしまったみたいで、すぐに充電が切れてしまうため、外で聴くことはできなくなりました。今は自宅で充電台とスピーカーを繋ぎっぱなしにして、音楽を聴いています。現行のiPodとは接続端子が違うので、この充電台も古いiPodでないと使えないんです」