昭和のテイストが色濃く残るゾーンも
治安に関して色々と言われることも多い蒲田ですが、生活の便は最高クラスです。駅ビルのグランデュオと東急プラザを合わせれば、デパートが1つあるようなものですし、西口にはアーケード商店街「サンロード」もあります。スーパーや個人商店も多く、物価も都内としては非常に安いゾーンです。隣駅は川崎なので、そこまで行けば揃わないものはいよいよありません。
飲食店はありとあらゆるジャンルのお店がしのぎを削っており、価格も非常にリーズナブルです。飲み屋の多さは驚嘆すべきものがあり、娯楽もパチンコやスロット、ゲームセンター、漫画喫茶、カラオケなど、まさによりどりみどりです。危険な雰囲気が漂うゾーンはごくごく一部で、それも週末の夜ぐらいです。
地方に行くと、郊外の巨大なショッピングモールに人が流れ、駅前が寂れてシャッター商店街と化した光景を目にしますが、蒲田駅前のアーケード商店街や飲み屋街は常に多くの人で賑わっており、街の健康状態は非常に良好。平成も終わろうという今、街にはいまだに昭和の雰囲気を残しており、これは大変貴重です。結局はこの“昭和テイスト”を好ましく思うか、古臭いと感じるかが、この街に住む・住まないの基準だと思います。
家賃相場は、ワンルーム・1K・1DKで8.97万円(ライフルホームズ調べ。4月16日時点)と、かなりのレベルですが、とにかく物件が多い地区なので、どこかで妥協すれば、予算に合ったものが見つかるはずです。また、多摩川線や池上線に1~2駅乗れば、家賃はグッと下がるので、そういった駅に住み、買い物や食事の時だけ蒲田を使うという手もありそうです。