定食チェーンの「やよい軒」が4月16日から5月末までの期間限定で、「ご飯のおかわり」有料化を一部店舗で試験的に導入し、波紋を呼んでいる。
元々やよい軒では、定食メニューの“白いご飯”についておかわり自由となっている。店舗内に炊かれたご飯が入った炊飯器が設置してあり、客がセルフでおかわりをするシステムだ。
しかし今回、茨城県、栃木県、千葉県、東京都にある一部店舗で、おかわり有料化の試験導入を行うこととなった。公式サイトの店舗情報によると、おかわり有料化となるのは全体の約3.4%となる13店舗。おかわり自由の価格は30~100円で、店舗によって異なる。
この試験を行う背景には、おかわりをしてもしなくても価格が同じだということで、普段おかわりをしない客から、不公平との意見が寄せられていたことがあるとのこと。そういった意見を踏まえたうえで、「おかわり自由」の価格を設定し、利用者がどのように評価するのかを観測するという。
「おかわり自由」利用者は黒いお茶碗
そこで、マネーポスト記者が、実際におかわり有料化を実施している都内の店舗に行ってみた。入口付近には「定食のごはん(白米)おかわり自由は プラス100円」「十六穀米の大盛への変更はプラス50円」との貼り紙があった。
券売機で食券を購入する際も、定食メニューを選んだ後に、「ごはんをお選びください」という選択画面が表示される。そこで、白米「普通盛」「おかわり自由+100円」、十六穀米「普通盛」「大盛+50円」の4つの選択肢から選ぶこととなる。