富裕層が数多く暮らす東京・港区の麻布界隈。そこに住む“麻布妻”たちの中にも、不倫している女性は存在する。彼女たちのセレブな不倫生活はどんなものなのか。自身も麻布妻でライターの高木希美氏がリポートする。
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後藤真希がアパホテルで不倫していたことが報じられたのは3月のこと。ショッピングモールで映画鑑賞、カラオケボックスでキス、アパホテルで……という流れには「庶民的!」という声があがりました。元トップアイドルのデートにしては、確かに庶民的です。
一方で私の周囲にいる不倫中の麻布妻は、私も驚くようなセレブな不倫ライフを送っています。不倫は不法行為だといった四角四面なことはいったん横に置いて、その実態をお届けしましょう。
30代、壇蜜似の綾さん(仮名、以下同)は、会社経営者のご主人と結婚8年目。一方、いまの彼氏(妻あり)との不倫歴は10年です。綾さんの結婚前から不倫していて、「結婚して晴れてダブル不倫になりましたー」(綾さん)。
結婚早々、夫との間に子供が生まれましたが、夫の教育方針で海外の全寮制学校に息子を送り出し、綾さんは自由時間が多いそうです。彼女は空き時間を利用して、小さなブティックを経営しています。
ご主人の“後継者”を出産して役目は終え、世間体のためだけで夫婦でいる関係らしく、一般的な夫婦のような干渉はありません。
洋服の買い付けに行くと言えば夫のマイルで海外も自由に行けるし、息子に会いに行ってくると言ってイギリスに行こうと、その行き帰りでどこに寄ろうと何も言われません。
不倫相手は出会ったときから妻子持ちの有名企業の役員で、出張が多い彼とは、会う時はいつも海外です。香港、シンガポール、イギリス、ニューヨークなど、年に4~5回、だいたい1週間くらいずつ、彼の出張に合わせて不倫旅行を楽しんでいるそうです。夫のマイルで不倫旅行に行くときもあるとか。