ライフ

結婚前の「同棲生活」で浮き彫りになるお金の価値観の違い

甘酸っぱい響きとは裏腹に、現実は必ずしも甘くない?

甘酸っぱい響きとは裏腹に、現実は必ずしも甘くない?

 恋人と同棲生活を始める理由は人それぞれ。互いに片時も離れたくないという思いでスタートする人、結婚前に“実際に一緒に暮らせるか”を見極めるためにスタートする人……。そして、一緒に住むことで家賃・光熱費の節約になるという金銭的な理由から同棲生活を始めるカップルもいるだろう。しかし、コスパありきで同棲を始めると、失敗するケースも少なくないようだ。リアルな声を集めてみた。

彼氏に日々の支出を徹底的に管理された

 学生時代から一人暮らしをしていた20代後半の女性・Aさんは、婚活アプリで出会った40代半ばの男性と1年間の交際期間を経て、3か月前から結婚を前提とした同棲生活をスタート。そもそも婚活を始めた動機は、結婚して少しでも家計の固定費を減らしたいという目論みからだったという。Aさんは語る。

「働いて稼いだお金は、基本的に全部自分のために使いたい。ほとんど寝るためだけの部屋に、年間計100万円くらいかかる家賃や光熱費を払うのは馬鹿らしいし、今の彼と結婚したいと思ったことの理由の一つには、少しでも生活コストを下げたいという考えもありました」(Aさん)

 交際が順調に進むと、自然な流れで、一緒に住む話をするようになった。そして避けては通れなかったのが、他ならぬお金の話。Aさんの貯金は数十万円ほどと、お世辞にも多いとは言えなかったが、彼に正直に打ち明けると、意外な反応がかえってきたという。

「あまりの貯金の少なさに、あきれ果てるか怒られるかと思ったのですが、彼は『20代後半の頃は僕も貯金がなかった』と優しく受け止めてくれました」(Aさん)

 そうして始まった同棲生活だが、いざ一緒に暮らしてみると、金銭感覚について指摘されることが増えてきたという。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。