高校卒業後、一般的な事務職をしているOLのアイさん(仮名・25歳・神奈川在住)は仲間由紀恵似の誰もが認める美女。しかし週5日9~17時で働き、月収は16万円、手取りは14万円ほどと“貧困女子予備軍”である。実家暮らしで節約生活を心掛けていたものの、20歳のころに「こんな生活費ではやっていけない!」と不満が爆発。本業の他に稼ぐことを考え、ネットで「パパ活」などのキーワードで検索したという。
「家はそんなに裕福じゃなかったので、夏休みや年末年始の旅行といえばお父さんの会社の保養所に家族で車1台で行くような節約旅行ばかりでした。その反抗心からか節約が大っ嫌いで、お金の面で親に頼るという意識はなく、自分で稼ぎたかったんです」(アイさん・以下同)
そう話す自立心が強いアイさんが最初に使ったのが、パパ活の最大手アプリで知られる「paters」(ペイターズ)だった。会員には経営者や医師、士業、外資系金融マンなどの高収入・ハイスペック男性が多く登録していると言われ、そこに“Sクラス女性”が集まっているという。
「でも、始めたばかりの頃はうまくいきませんでした。実はその頃は157cmで55kgと太めの体型で、足も太いのがコンプレックスだったんです。そんな見た目ではなかなかいい男性と出会えなかったし、お会いしても継続できませんでした。私は高卒で学歴もないし、内面も外面も磨かないといけないっていう劣等感が強かったんです」
そこで、それまでのOL生活で貯めた貯金を使って、美容に力を入れ始めたアイさん。
「2年前には50万円ほどでパーソナルトレーナーをつけて厳しい食事制限と運動をしたのですが、キツすぎて続かなかった。でもそのときの知識をもとに、栄養バランスも考えた痩せるための食事を続けたり、食欲を抑えるという薬も飲んで7kg痩せることができたんです」