総合すると、「年金26万円以上」「貯蓄1300万円以上」が“投資してもいい境界”になる。この万一の備えの貯蓄まで投資に使ってしまうと、失敗したときに老後生活破綻の危機に立たされる。もちろん、実際に投資を始める際には細心の注意が求められる。
「条件以上の年金収入や貯蓄がある人は、プラス分を投資に回せばリターンが望めます。ただしその場合、分散投資を心がけることがポイント。投資額は、多くても預金の半分程度にとどめることも重要です」(同前)
まずは老後に必要な金額を確保し、そのうえで計画的に投資することが必須である。
※週刊ポスト2019年5月31日号