「昔は結婚を機に娘が実家から距離を取って、実家の母親も嫁いだ娘と一線を引くことが当たり前とされました。でも今は男女とも“結婚によって自立する”という価値観が大きく変化して、結婚後も実家を頼ることが普通に。
実家を出ることや結婚することがそのまま自立につながらないなか、“自立とは何か”を問い直す時期なのかもしれません」(岡野さん)
時代が移ろいでも、親が子の幸せを願う気持ちと、子が親の幸せを願う気持ちに変わりはない。価値観が変化するなかでも、お互いの立場を尊重して接してみれば、答えは見えてくるはずだ。
※女性セブン2019年6月6日号