確かに厳正なる抽選の結果だが、「ウソも方便」という言葉が頭をよぎるエピソード。誰もが「当たれ!」と思ってハガキを送るわけだが、果たして必勝法はあるのか? 複数の大手出版社の編集部でバイトをした経験を持つ男性はこう語る。
「私がいた編集部では、プレゼントの当たりを選ぶのは基本的にバイトの仕事でした。まずは、住所、氏名、年齢、職業、電話番号など、必要事項がすべて書かれているものを選別します。電話番号を書かない人は少なくありませんでしたが、プレゼントの発送時に不在だった時に連絡するために必須です。
そして、誤字脱字が酷いものも排除します。雑誌名が間違っているものは論外です。さらに、こちらの住所が間違っているものや、字が汚いものも除外していました。字が汚いと、住所を読み間違えて、送った品が戻ってきてしまうことがあるからです。
そこから先はランダムですが、『毎号買って、読んでいるな』と感じられるような一言が入っていれば、やはり当選確率は上がります。クスっと笑えるようなセンスの良いことが書いてあれば、さらに確率は上がるでしょうね」
驚くべき必勝法ではないが、必要事項の記入漏れや誤字脱字だけで、1割以上は除外されるのだとか。なお、前出のFM番組では、ハガキでもメールでも応募を受け付けているが、「心情的に、ハガキの人に当てたくなる」(スタッフ談)とのこと。もちろんすべてがそうとは言い切れないが、そうしたケースもあることは頭に置いておくといいかもしれない。