来日したドナルド・トランプ米大統領夫妻が千秋楽を観戦するなど、激しいぶつかり合いが展開された大相撲夏場所。
その結果、力士たちは満身創痍。新大関の貴景勝が「右膝関節内側側副靭帯損傷」で休場。再出場した取組でも「右膝骨挫傷」の怪我を負い、再休場になった。今場所では貴景勝に加え、白鵬、逸ノ城、魁聖の4人が休場している。
ところで、怪我に泣かされることの多い力士には、専用の「傷害保険」があるという。部屋持ちの親方が明かす。
「力士を対象にした傷害保険は、部屋を興した時に勧誘があったり、相撲協会が斡旋してくれます。
怪我での入院費や治療費が補償される内容で、保険料は1人月3000~5000円程度。力士を10人抱えていたら、親方の負担は年間で40万~60万円くらいです」
常に怪我と隣り合わせの力士にとっては必要経費といえるだろう。
※週刊ポスト2019年6月7日号