安くてシンプルな着回しが可能なファストファッション。一方で、ブランドモノと比較すると、どうしても“安かろう・悪かろう”というイメージを抱いている人もいるかもしれない。確かにTシャツなどは生地が薄い印象で、何度も洗濯して着続けるのをためらうこともあるだろう。しかし、そういった“ファストファッションならではの生地感”を求める消費者もいるようだ。
30代の雑誌編集者・Aさんは、ユニクロのグラフィックTシャツを常日頃から愛用している。特に部屋着やインナーとして着用することが多い。
「私が普段から愛用しているのは、ユニクロが定期的に販売しているいろいろな映画や漫画、企業などをコラボしているプリントTシャツです。デザインも面白くて好きなんですが、素晴らしいのがその肌触りと、適度に柔らかい生地です。素肌に直接着て心地よく、部屋着として重宝しています」(以下同)
ユニクロでは「UT」というグラフィックTシャツラインを展開している。ディズニーキャラクター、スヌーピー、ムーミンなどの人気キャラクター、マーベル作品、ピクサー作品といった海外の人気映画作品や『ONE PIECE』、『名探偵コナン』などの人気漫画、『ポケットモンスター』や『モンスターハンター』などのゲーム作品、さらにはキース・ヘリング、アンディー・ウォーホルなどのアーティスト……と、多岐にわたるジャンルの作品とコラボしたグラフィックTシャツが販売されている。
500円で買って5~6年着られる
商品によって異なるがUTの通常価格は990~1500円程度(税抜き、以下同)。頻繁にセールも行われる。
「基本的に、ユニクロのTシャツはセールになった時に買うようにしています。季節が変わると前シーズンのTシャツが500円くらいになってワゴンセールに回されるので、それを狙う。なので、正直な話、グラフィックの種類はほとんど気にしていません。サイズが合うUTのTシャツであれば、とりあえずOKという感じです」